◼米国務省日本部長は「嫌われメア」と呼ばれた
2009-09-05 07:10◼米国務省日本部長は「嫌われメア」と呼ばれた◼
普天間基地移設で、米国務省側で盛んに牽制球を投げているメア日本部長は総領事の頃、その率直な発言(日本語は流暢)のため、地元マスコミや知識人に蛇蝎のように嫌われていた。
琉球新報が彼の発言を取り上げて、わざわざこんな社説を書くくらいだった。
2008年07月13日 琉球新報 ⇒メア発言 こんな総領事、要らない
メア氏は、米軍関係の抗議団が押しかけるときは、その対応の盾となってテレビなどで発言していたが、曖昧な表現を避け率直に意見を述べていたので、「県民感情」などの曖昧な要素を重要視するマスコミが批判するのもむべなるかな、ではある。
国会では「米軍に理解してもらった」という曖昧な政治決着で、終わった金武村伊芸区の「流弾被災事件」も、メア氏は明快に米軍の流弾では無いと否定していた。
2009年02月26日 琉球新報 ⇒訓練の弾」に疑義 メア氏、米軍発射を否定 2009年2月26日
この「疑惑の銃弾」については、次を参照されたし。
⇒ ウソつきは県警か米軍か!真相解明、県や在沖米総領事に要請
そのメア氏が米総領事として沖縄に在任当時、領事館近くのスターバックスでコーヒーを飲みながら談笑中、突然近づいてきた沖縄に在住する人にコーヒーをぶっ掛けられ、「沖縄からから出て行け」と胸を突かれた。
これが逆のケースで、喫茶店で談笑中の県知事に米兵がコーヒーをぶっ掛け、暴行を加えたらどうなっていたか。
おそらくは、新聞が一面トップで騒ぎ立て、抗議のための「県民大会」でも開かれていただろう。
沖縄人が米国総領事にコーヒーをかけ、暴行を加えても沖縄ではたいしたニュースではないとおもったのか、地元紙この程度の小さなベタ記事の扱い。
2009年04月06日 琉球新報 ⇒ 疑惑の銃弾はどうなったか マスコミには説明責任がある!メア総領事、コーヒーかけられる 無職の男を逮捕(2009.4.6) ※リンク切れ
被害者のメア総領事は、「沖縄県人すべてが犯人のような考えでないことはよく理解している」と寛大なコメントを出している。
まぁ、被害者のメア総領事がいうように、どの国にも不逞の輩はいるもので、コーヒーを総領事にかけたからといって驚くに当たらないという向きもある。
だが、沖縄の知識人として沖縄マスコミで頻繁にご高説を垂れる作家先生が、「(メアは人相も悪いが、根性も曲がった最悪の総領事」と罵倒したあげく、「よくやった!」「遠慮せず顔にかけておけばよかった」と自身のブログで戯れ歌を歌っているのにはあきれ果てた。
この作家先生がどのような思想を持とうが日本に住む限り思想の自由は保障されるとしても、暴力を肯定するような戯れ歌のご披露は、日頃の平和主義、暴力否定主義或いは「命どぅ宝」のお題目と矛盾するのではないか。
作家先生の迷作を下記に引用する。
なおタイトルは「お熱いのをご馳走させなさい」とでも言うのですかね。
M:昔アメリカの悪い総領事さんが♪ 乞いを忘れた怒れる男に♪ 痺れるようなあちこーこーの♪ 琥珀色した飲み物をぶっかけられました♪ やがて心わじわじー♪ とっても不愉快このムード♪ たちまち男は悪いメアと喧嘩した♪ コンガマラカス楽しいサンシンのリズム♪ 南の国の情熱のアロマ♪ それは素敵な飲み物コーヒーモカマタリ♪ みんな陽気にかけて怒ろう♪ 愛のコーヒールンバ♪
S:ぬーえんばーが、うぬ歌や?
M:メア在沖米総領事んかいホットコーヒー掛(は)きてぃ、逮捕さってーぬ男(いきが)ぬ記事ぬ新聞かい載(ぬ)とぅてーとぅよ、うり見っち作(ちく)たんばーてー。
(以下省略、続きは⇒ あちこーこーから、うさがらせー)
作家先生がいくらお嫌いでも、少なくとメア総領事は同盟国の総領事。
たとえ思想が異なるからといって総領事への暴力行為をけし掛けるような作家先生が、知識人として大手をふるう沖縄は、少なくとも「守礼の邦」でないことは間違いない。
メア総領事は熱いコーヒーだけでなく、火炎瓶もご馳走になっていたのですね。
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2008年7月14日 琉球新報 ⇒米総領事館に火炎瓶か 黒スクーターが逃走(2008.7.14 琉球新報) ※リンク切れ
火炎瓶らしきものが投げ込まれた現場で、捜査する県警捜査員=14日午前5時54分、浦添市当山の米国総領事館敷地内
14日午前1時15分ごろ、浦添市当山の米国総領事館敷地内の庭に火炎瓶らしきものが投げ込まれ、コンクリート製のステージに当たって発火し芝生30センチ四方を焦がした。・・・
(過去エントリーを編集・加筆したものです)